米国でESG情報の財務報告書での開示ガイダンスを開発している非営利団体サステナブル会計基準機構（Sustainablity Accounting Standards Board:SASB）は、進めているセクターごとの基準づくりで、消費セクターⅠ（7業種）の基準をまとめ，公表した。

 

　SASBは2012年から10セクター89業種を対象として基準づくりを進めている。すでにヘルスケアや金融、輸送(自動車）、サービスなどこれまでに7セクターの基準を公表している。消費セクターについては業種が多いことから、ⅠとⅡに分けて開示標準を作成した。したがって、対象セクターは11セクターに増えたことになる。

 

　今回公表された消費セクターⅠの対象業種は、農作物、肉・家禽・乳製品、加工食品、ノン・アルコール飲料、ア……

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