米カリフォルニア州議会の下院は先週、州の二大公務員年金基金CalPers、CalSTRSの資産運用の対象から、地球温暖化を加速する石炭産業への投資をはずす法案(Senate Bill 185)を可決した。 法案は賛成47、反対30の賛成多数で可決された。同法案は上院で提案され、6月に可決されている。このため、ジェリー・ブラウン知事の署名で正式に発効する。ブラウン知事は温暖化対策に積極的で、法案の成立は確実視されている。
石炭産業を投資対象から除外する(Divestment)ことを公的年金に義務付けるのは全米の州では初めて。カリフォルニア州の決定は、全米各州および年金基金によるESG(環境、社会、ガバナンス)投資が盛んな欧州諸国にも影響を与えそうだ。
SB 185の対象は、カリフォルニ……
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