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東京都 「官民連携福祉貢献インフラファンド」のファンドマネジャー3社決定。50億円出資(RIEF) 

2015-10-24 18:44:24

tokyoキャプチャ

 東京都は23日、子育て支援や高齢者向け施設などの福祉貢献型建物の整備のための「官民連携福祉貢献インフラファンド」の運用ファンドマネジャー3社を決めた。

 

 選定されたのは、米投資会社アジア・インベストメント・パートナーズ子会社のAIPヘルスケアジャパン、不動産業スターツコーポレーション系のスターツ・アセットマネジメント、スパークス・グループのスパークス・アセット・トラスト&マネジメント。

 

 各社はそれぞれ2016年2月までにファンドを組成する。都はAIPに25億円を出資するほか、スターツとスパークスにはそれぞれ12.5億円を出資、合計50億円を出資する。

 

 東京都の長期ビジョンでは、保育所や高齢者住宅などの整備を目指している。2017年度末までに待機児童ゼロを実現するほか、高齢者施設は特別養護老人ホームを2025年度までに6万人定員(2013年度末、4万1340人)に増やし、サービス付き高齢者住宅は現在の倍の2万8000戸に増やすなどの計画。

 

 発足するファンドは、民間からほぼ同額の投資資金を集めて、総額100億円の資金を長期ビジョンに沿った福祉事業整備に投じ、それらの運用収益の一部を投資家に配分する仕組み。都の信用力と官民の連携によって、効率的に福祉施設の整備を進める。

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