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野村グループ 世界銀行のサステナブル・デベロップメント・ボンドの引き受け販売で国内トップに(RIEF)

2015-12-22 22:45:39

nomuraキャプチャ

野村証券などの野村グループは、世界銀行が途上国の貧困削減、開発支援のために発行するサステナブル・デベロップメント・ボンドの国内での個人投資家向け販売で、560億円を超え、今年トップの実績となったと発表した。

 

 野村グループは、12月10日から、世銀の3本のサステナブル・ディベロップメント・ボンド(世銀債)を引き受け、販売を行った。期間3年のトルコリラ建て債券(発行額:111.65百万トルコリラ)、期間3年のブラジルレアル建て債券(発行額:134.73百万ブラジルレアル)、期間5年のインドルピー建債券(発行額:738.1百万インドルピー)で、完売した。

 


 この結果、今年、野村グループが引き受けた個人向け同ボンドの引受・販売総額は円換算で560億円を超え、国内金融機関では一番多かったとしている。



 世銀はグリーンボンドの発行でも日本の個人投資家向けの販売を重視している。今回のサステナブル・ディベロップメント・ボンドは、環境だけでなく、途上国の貧困削減や開発支援などの社会的ニーズのために発行される。主な対象プロジェクトは、教育・保健・インフラ・行政・農業・環境等など。

 

  野村グループは同ボンドの引受・販売を通じて、投資を通じて社会に貢献したいという個人投資家の願いと、途上国で推進される様々なプロジェクトの資金需要との橋渡し役を担う、と位置づけている。また、日本におけるSRI市場の更なる拡大、社会貢献度の高いプロジェクトへの資金供給に向けて取り組むと、宣言している。



 世界銀行財務局駐日代表の有馬良行氏は、 「世銀が途上国で展開するプロジェクトは、経済発展と環境問題の持続可能な両立を目標にしている。日本の個人投資家がこうしたプロジェクトを支えてくれることに深く感謝している」と述べた。

 http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20151217/20151217_a.pdf