英非営利環境団体のClimate Bonds Initiative(CBI)は、昨年発行されたグリーンボンドの詳細な分析を公表した。その中で、2015年の特徴として、従来の欧米中心からグローバルに広がり、ブラジル、インド、メキシコなど7か国が新たに発行するなど、多様化の傾向が出ているという。
昨年の発行額は418億㌦(CBI調べ)で、過去最高だったが伸び率は年初に見込まれていた3倍増から、前年比13%増にとどまった。国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)の国際交渉の成否をにらんだ形で推移したことが影響したとみられる。
ただ、発行額の急増には至らなかったが、グリーンボンド発行国の広がりは目立った。新規発行国は……
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