国連の責任投資原則（PRI）は格付け会社と連携して、環境・社会・ガバナンス（ESG）要因を企業の信用格付けに、「より体系的な」手法で活用することを促進するプロジェクトを始めた。

 

　新プロジェクトは、PRIのInvestment Practices and Reporting局長のKris Douma 氏が手掛ける。すでに主要な 信用格付け機関は、それぞれESG要因を信用格付けに反映させる試みを取り入れている。しかし、その方法論や評価の程度、財務要因とのバランスなどは、格付け機関によって異なるほか、一貫性という点で課題がある場合も少なくない。

 

　しかし、投資判断の目安となる信用格付けに、ESG要因が一定の信頼度を持って統合されていると、格付けの有益度も増す……

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