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「ヤフオク」で太陽光発電所を入札。既存発電所の流通市場づくり目指す。発電容量500kW、FIT買取価格は1kW当たり32円、入札開始価格は1億6100万円。(RIEF)

2016-02-04 21:09:40

westキャプチャ

 

太陽光発電など再生可能エネルギー事業の企画・施工を行うウエストエネルギーソリューション社(東京)が、太陽光発電設備をヤフー・ジャパンが運営するインターネットオークション「ヤフオク!」に出品する、と発表した。

 

 太陽光発電所設備そのものがネットオークションに出品されるのは、国内初めて。同社の親会社、ウエストエネルギーは昨年11月に、中古の太陽光発電設備と運営権の売買を仲介するオークション(競売)を開始するなど、既存の太陽光発電設備の流通市場づくりに力を入れている。http://rief-jp.org/ct10/56135

 

 今回のソリューション社のネット出品は、広島県三原市にある発電容量500kW規模の比較的小規模な太陽光発電所。2014年度に設備認定されており、電力の買い取り価格は固定価格買取制度(FIT)で1kW当たり32円(税別)となっている。

 

 同社は同物件を、「ヤフオク!」内の参加者限定型オークション「メンバーズオークション」に、2016年2月12日から19日までの8日間の日程で出品し、入札者を募る。
開始価格は、1.61億円(税別)の予定。

 

 さらに今後も同様の「メンバーズオークション」を定期的に開催して、既存の太陽光発電所設備の流通を促進していきたいとしている。ヤフージャパンも積極的に出品を受け入れていく方針という。

 

 ウエストエネルギーソリューション社は、メガソーラーを中心とした発電所の企画・施工をおもな事業としている。これまでに全国でメガソーラー181か所の企画・施工を実施したほか、地方自治体との提携で太陽光発電の屋根貸し協定を80自治体などと結ぶなどの実績をあげている。ネットオークション開始は、これまでの企画・施工から、既存のものを流通・循環させるビジネスへの発展を目指している。

 

 「メンバーズオークション」は、「ヤフオク!」サービス内で展開している参加者限定のオークションシステム。開催者(出店者)が参加者(入札者)を指定し、参加者限定で開催する。今回の場合も、入札に参加したい場合は、まず、オークション開催者であるウエストエネルギーソリューションに資料請求し、同社の審査を受けた後、詳細な資料の送付を受けて初めて、入札に参加できる。

 

 

http://www.west-gr.co.jp/news/chk.php?p=2016.0203.14544650752127709838