先端エネルギー技術を駆使して、ゼロエミッションの未来都市づくりを進めてきたアラブ首長国連邦(UAE)のマスダール・シティが、目標としていた今年中にはゼロ・カーボン都市を実現できない見通しとなった。
英ガーディアン紙によると、本来は今年中に完成が予定されていたマスダールシティだが、同市のデザインマネージャーの Chris Wan氏は「現状ではネットゼロの状態ではない。50%程度。われわれは再生可能エネルギーをマスダール市だけで完成させるつもりはない」と述べている。現在、建設が進められている再エネ設備や省エネ関連の設備がすべて完成しても、当初のゴールにはほど遠いという。
2006年にアブダビ未来エネルギー公社(ADFEC)が中心となって都市建設が始まって……
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