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野村ホールディングス、性的マイノリティーについての社員の理解深めるため、「LGBTアライ」活動を全国展開(RIEF)

2016-02-19 14:26:42

LGBTキャプチャ

 

 野村證券などの野村ホールディングスを中心とする野村グループは、性的マイノリティについての理解を深める「LGBTアライ」活動への取り組みを、2016年度から全国で展開する。

 

 LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)アライ活動とは、LGBT当事者にとって働きやすい職場作りを目指す活動でアライ(アライアンス=同盟)を意味する取り組み。

 

 産業界ではパナソニックが、同性婚を認め、社内の行動基準との見直しを宣言するなど、性的多様性を認める動きが始まっている。パナソニックの宣言は、同社が国際オリンピック委員会野最高位スポンサーに就いていることから、五輪憲章が性的指向による差別を禁止していることを重視した。野村グループも東京オリンピックのゴールドスポンサーに就任しており、五輪憲章を尊重する背景もあるとみられる。

 

 同社は性的マイノリティーについて社員の理解を深める活動について、これまでも東京においてセミナーや各種活動を行ってきた。2016年度からは大阪、名古屋など全国で展開する。全国の社員に理解を広め、多様な社員が力を発揮できる職場づくりを実現することを目指す。

 

 グループで取り組む「LGBTアライ」活動は、LGBTの正しい理解者(アライ)である社員が、自分のパソコンなどに虹色のアライシールを貼り付け、自らアピールするなどの行動を取ることで、LGBTに安心感を与え、社内にアライを増やそうという活動だ。普及啓蒙のために、社内の食堂などに虹色の「アライになろう!」パンフレットなどを設置する。

 

 同グループはグローバル展開を進めており、現在、70カ国以上の国籍の社員が働いている。多様なバックグラウンドを持つ社員が実力を発揮できるよう、平等な雇用機会を提供するとともに、採用や評価・処遇において一切の差別を行わないことを「野村グループ倫理規程」に定めている。

 

 

http://www.nomuraholdings.com/jp/di/diversity_hr.html

http://www.nomuraholdings.com/jp/csr/employee/humanrights.html