HOME5. 政策関連 |文科省の「北極戦略委員会」 第一回会合開く。北極航路、海底資源開発等、「利用面」での国際戦略をどう展開するか。7月にとりまとめ(RIEF) |
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 文部科学省は22日、初の北極戦略委員会を開いた。地球温暖化の進展で、北極圏を覆う海氷の融解が進み、気候変動への影響のほか、航路としての北極海の利用や海底資源の開発可能性、安全保障環境の変化などから、国際社会の関心が高まっていることを受け、わが国としての「北極戦略」を7月までに打ち出す予定。

 

 委員会は文科省の科学技術・学術審議会海洋開発分科会の中に新たに設置された。政府は昨年10月、「わが国の北極政策」と題する基本政策を決定している。今回の戦略委員会は、この基本政策を受けて具体的な行動を整理・決定することを目指す。委員会は藤井良一名古屋大教授を主査として、有識者12人で構成。

 

 北極のあり方については、沿岸国の米国、カナダ、ロシアなど8カ国が「北極評議会(A……

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