ドイツ連邦財務省は、気候変動がドイツの金融市場に及ぼす影響を評価するための作業に着手した。

 

 

　同省の試みは、気候変動の進行が、ドイツのエネルギー企業や電力依存度の高い産業等の企業価値に与える影響を中長期的に評価し、それらの企業の株価や債券価格にどのような変動が生じる可能性があるかを試算することで、ドイツ金融市場の変動予測を把握することにある。

 

　作業は、スイスを拠点とする環境評価・調査会社のSouth Pole　groupに委託された。同社は、昨年9月、同様の依頼をスイス連邦環境局から依頼され、スイス市場が温暖化で受ける影響を推測したレポートを作成した経験がある。

 

　それによると、……

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