HOME4.市場・運用 |中国のカーボンクレジット排出権取引パイロット事業 2015年の取引量は前年比85%増と急増。クレジット供給過剰状況は続く(RIEF) |
ChinaETSキャプチャ

 

 中国が7つの都市・地域でパイロット事業として実施している自主的なカーボンクレジットの排出権取引制度(Cap & Trade)の2015年の取引量は2450万㌧と、前年より85%増と、ほぼ倍近く増えた。相対の店頭取引やオフセット取引も含めると6600万㌧に達した。

 

 C&Tのパイロット取引事業は、中国に第12次5か年計画に基づき、国家発展改革委員会(NRDC)が2013年初めから、北京、上海、天津、重慶、深圳の5都市と、広東、湖北の2省の合計7か所で実施中だ。対象企業数は2247で、地域全体でのCO2の排出量は年間12億㌧とされている。

 

 C&Tスキームは各都市・地方が自主的に行っているため、それぞれの特色がある。クレジットは過去3~5……

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