HOME4.市場・運用 |空手の「新極真会」が電力小売市場に参入。地域振興を目指す「九州スポーツ電力」を設立(RIEF) |

空手の「新極真会」が電力小売市場に参入。地域振興を目指す「九州スポーツ電力」を設立(RIEF)

2016-03-09 17:44:09

karateキャプチャ

 

 空手団体の新極真会が電力小売市場に参入を決め、関係会社と「九州スポーツ電力」会社を設立した。

 

 電力会社を設立したのは、NPO法人全世界空手道連盟新極真会の福岡支部(福岡市)と、スポーツスクールなどを経営しているリーフラス(東京)、再生エネルギー事業を展開する日本ライフサポート株式会社(北九州市)、同、スマートテック(水戸市)の4社。すでに共同出資により今年1月15日付で九州スポーツ電力を設立している。

 

 新電力会社は、九州地方のスポーツ振興を目的とし、九州エリアの家庭を含む低圧需要家のほか、事業所などの高圧需要家を対象として、電力小売全面自由化が始まる4月から地域に根ざした電力小売事業を展開していく。提供サービスは電力の見える化ができるHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を活用する。

 

 新会社は単に電力を販売するだけでなく、スポーツファンやサポーター、地域の協賛企業、スポーツクラブなどに向けて、スポーツのさらなる普及活動も展開する。新極真会と教育事業などを展開するリーフラスが、九州に根ざした安全な電力の販売を通じて、空手やサッカーなどのスポーツ普及を進める構想が出発点という。

 

 karaterk_160303_karate01

 

 日本ライフサポートと水戸市で「水戸電力」を設立したスマートテックの両社が、そうした構想に参画視、新電力会社の設立にこぎ着けた。スマートテックは、水戸電力設立でも、サッカーJ2リーグに所属する水戸ホーリーホックとの共同出資で立ち上げている。

 

 九州スポーツ電力の株主となった4社は、事業拡大を進めるため、さらに共同出資者を募っていくとしている。2016年度の電力販売による売上高は、約5億円を見込んでいる。

http://kyuspo-epco.co.jp/about/

http://www.shinkyokushinkai.co.jp/