HOME13 原発 |英国の新規原発「ヒンクリー・ポイントC」の建設計画 波乱の展開に。事業参画の仏電力大手EDFの財務責任者が、コスト高を懸念、“解任”される。英仏の政治主導の原発再興路線に市場も疑念示す(RIEF)  |
edfキャプチャ

 

  英国で建設が予定されているヒンクリー・ポイントC原発計画が揺れている。先週、英仏両国政府は同原発建設推進で合意したが、建設主体の仏電力会社EDFの財務責任役員(CFO)が突然、辞任した。高コストの同原発建設の先行きを危ぶんで、EDF株が大きく下落するなど、波乱の展開となっている。

 

 辞任したのはEDFの財務責任者のトマ・ピケマル(Thomas Piquemal )氏。辞任の理由を明らかにされていないが、関係筋によると、コスト高で再三、延期されてきたヒンクリー・ポイントC計画への最終的な投資決定を前にして、財務的な理由から反対姿勢を続けてきたピケマル氏が解任された、との見方が出ている。

 

 Bloombergなどの報道によると、EDFのCEOであるJean-B……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン