英国で建設が予定されているヒンクリー・ポイントC原発計画が揺れている。先週、英仏両国政府は同原発建設推進で合意したが、建設主体の仏電力会社EDFの財務責任役員(CFO)が突然、辞任した。高コストの同原発建設の先行きを危ぶんで、EDF株が大きく下落するなど、波乱の展開となっている。
辞任したのはEDFの財務責任者のトマ・ピケマル(Thomas Piquemal )氏。辞任の理由を明らかにされていないが、関係筋によると、コスト高で再三、延期されてきたヒンクリー・ポイントC計画への最終的な投資決定を前にして、財務的な理由から反対姿勢を続けてきたピケマル氏が解任された、との見方が出ている。
Bloombergなどの報道によると、EDFのCEOであるJean-B……
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