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国連PRIが役員会を初改革。資産運用メンバーを登用(Responsible-Investor.com)

2011-03-18 23:21:45

国連のPRIのアドバイザリーボードの構成を改革し、これまで資産保有署名機関(年金、機関投資家等)だけで占めていたポストを、資産運用署名機関と、サービスプロバイダー署名機関にも開放することになった。いわばPRIのガバナンス改革である。PRIのボード改革は、2006年の発足以来初めてのこと。PRIボード(役員会)は、PRIアドバイザリーボードと名称も変更することになる。ボードは16のポストで構成され、うち9つが従来通り資産保有署名機関が占め、資産運用機関とサービスプロバイダーは4つを占める。残りは、議長ポストと、国連の代表が2ポストを確保する。今回のガバナンス改革は、資産保有機関だけで占めていたボードを他の署名機関にも開放することで、民主化を進めることにあるが、依然として資産保有機関が、過半を占めることから、イニシアティブに変更はないとみられる。
新議長には、ミューニック再保険のウォルフガング・エングシュベル氏が就く。 Link to RI Interview with Wolfgang Engshuber. 他のボードメンバーについては、今夏に選挙で選ぶ予定。