今年第1四半期（1-3月）のグリーンボンド発行額が、過去最高の163億㌦に達した。中国の金融機関による複数の発行のほか、米国の自治体発行分が全体を底上げした。

 

　英Environmental Financeのまとめ。英Climate Bonds initiative（CBI）の推計では157億1000万㌦となっている。どちらの推計でも、パリのCOP21を前提として発行ラッシュとなり、過去最高額を記録した昨年第4四半期の156億㌦を超えた。

 

　発行増を支えたのは中国の金融機関。上海浦東発展銀行（SPDB）が二度にわたって発行、さらに地銀の中国興業銀行、青島銀行もそれぞれ発行し、中国勢だけで全体の約3分の1に相当する51億4500万㌦分を発行した。

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