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YKK不動産の本社ビル「YKK80」 日本のオフィスビルとして初の米LEEDの最高位「プラチナ認証」を獲得(各紙)

2016-04-06 00:38:28

YKKキャプチャ

 

 YKKグループ企業、YKK不動産の本社ビル「YKK80ビル」(東京・神田和泉町)が米国のグリーンビルディングのLEED認証において、日本のオフィスビルでは初となるLEED-CS(Core and Shell:新築テナントビル部門)で最高ランクの「プラチナ認証」を取得した。4日に、報告会・授与式を行なった。

 

  LEED (Leadership in Energy & Environmental Design)は、米国グリーンビルディング協会(USGBC)が開発・運用する環境に配慮した建物やエリア開発の認証システム。加点方式で得点に応じてCertified、Silver、Gold、Platinumの4段階に分類される。今回は、その最高ランクPlatinum(プラチナ)認証の取得となる。

 

 LEEDでは、エネルギーの他に、敷地、水、資材、室内環境が計画段階で評価されるほか、それぞれについての工事中及び運用段階の環境配慮も評価の対象となる。

 

 「YKK80ビル」では、敷地、水、エネルギー、室内環境で高得点を取得した。エネルギーでは一般のオフィスビルに比べ、約60%の省エネを実現したほか、災害に強い構造、人感センサー制御LED照明、中央熱源方式、外気冷房+外装シャフトのミスト設備などの採用で環境効果を高めている。また働きやすいオープンなワークプレイスでもある。

 

 設計は日建建設、施工は鹿島・戸田・大和ハウス工業の共同企業体。地上10階、地下2階、昨年6月に完成した。

 

 報告会では米国グリーンビルディング協会(USGBC)のCOOである Mahesh Ramanujam氏がビデオメッセージを寄せ、「これはYKKグループだけでなく、日本社会にとって大きな功績。なぜなら多くのリーダー達の企業環境理念、建物性能、そして最も重要な、良いデザインへのインスピレーションを与えるから」と評価した。

 

https://www.ykk.co.jp/japanese/corporate/g_news/2016/20160404.html