HOME9.中国&アジア |中国の四川省 年内にカーボンクレジットのパイロット事業開始へ。8番目の試行地域に。来年の全国版C&T導入に向けて準備を目指す(RIEF) |
chinaC&Tキャプチャ

 

 中国は北京、上海など7つの都市・地域で温室効果ガスのカーボンクレジットを取引するパイロット排出権取引(C&T)を実施しているが、年内に四川省が8番目の取り組み地域としてパイロット事業に参加する見通しだ。

 

 同省での報道によると、省内での取引対象となる企業は約300社。中国は2017年中に全国規模でのC&Tを開始する予定で、四川省のパイロット事業への参加は、全国版への移行をスムーズにするための事前準備の色彩もあるとされる。

 

 四川省は鉄鋼業などの重工業が集積しているほか、建設資材や木材加工などの産業も多い。エネルギーでは水力発電が豊富なほか、最近では風力なども含めた再生可能エネルギー発電比率は、約30%となっている。ただ、それ以外の多くは石炭火……

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