HOME13 原発 |中国 「浮体式原発」(原子力発電船)の開発を計画中。船内に原子炉を設置し、遠隔地や孤島に移動可能。軍事的活用の可能性も(RIEF) |
Chinafloatingnukeキャプチャ

 

 中国が海洋を移動可能な 「浮体式原発」の開発を進めている。船上に原発を設置し、電力が必要な島や地域に曳航して発電を続ける構造。「原発船」だ。ただ、きな臭い“軍事的目的”も噂されている。

 

 中国が3月に採択した第13次5か年計画では、2020年までに58の原発を新設し、2030年までには、さらに100GW規模の原発を追加することを承認した。その中に、20基の「浮体式原発」の建設が盛り込まれている。

 

 浮体式原発は実は、かつて米国が先行して実現した事例がある。1960年代に、米陸軍が拠点としたパナマ地域に電力を供給するため、第二次大戦に使用した貨物船内に原発を積み込んで曳航した。

 

 また1970年代には、ある電力会社……

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