HOME |タイの世界最大のツナ缶詰メーカー、Thai Union。移民労働者の“搾取”問題で、労働者の斡旋手数料の廃止を宣言(RIEF) |
ThaiUnionキャプチャ

 

  世界最大のツナ缶詰会社であるタイの Thai Union Group PCLは、これまで労働者の雇用に際して斡旋業者に支払ってきた斡旋料を廃止すると公表した。同斡旋料が労働者の負債増や搾取労働につながっているとの批判への対応だ。

 

 タイをはじめ、アジア各地で雇用される移民労働者の多くは、仕事を得るために仲介する事業者に斡旋料を払う習慣になっている。元々、生活困窮で移民してきた人が多いことから、斡旋料を払えず、業者から借金したり、就労後に斡旋料を後払いする形の無償労働も横行しているという。

 

 

 このため、通常はこれら移民労働者が雇用されても、最初の6カ月分の給料は借金の支払いに回り、手取りがゼロのケースが少なくないという。

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