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大和証券、太陽光発電事業への資金運用、今後3年で500億円に。金融商品として機関投資家等に販売へ(各紙)

2016-05-09 12:52:53

daiwaキャプチャ

 

 各紙の報道によると、大和証券グループ本社は、機関投資家向けに、太陽光発電事業に投資できる金融商品を提供していく。このため、現在、同グループが保有する太陽光発電施設の規模を今後3年間で現状の5倍に相当する500億円程度に増やす。

 

 同社は、2013年に香川県観音寺市のメガソーラー事業に合同会社を通じた出資事業を生保と始めたのを皮切りに、これまで太陽光発電事業へ約100億円を投資、傘下の大和リアル・エステート・アセット・マネジメントで運用している。

 

 マイナス金利の導入など低金利状況が続き、金融機関や機関投資家の間で、ある程度の利回りを確保できる投資需要が高まっている。このため、固定価格買い取り制度(FIT)の適用で一定の売電収益が見込める太陽光発電事業への投資を増やし、投資金融商品として機関投資家等に提供する。

 

 同社がこれまで投資してきた太陽光発電に加え、新たに他社が保有している発電所も、日照条件などが安定して発電できる施設を中心に買収して投資対象に組み込む。利回りは年3%程度を想定している。

 

 大和は、投資商品の販売対象を、地方銀行やメガバンク、ノンバンク、年金基金などとしている。各投資家から出資を募る形をとる。「安定性を重視した長期投資家向けの金融商品になる」(大和リアルの篠塚裕司副社長)と説明している。

 

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