電力自由化：電気選びに迷う消費者に環境配慮の視点を訴え アニメで紹介「安い電気の裏に原発・石炭あり」
2016-05-10 16:13:41
NPO法人気候ネットワーク（KIKO）は、4月からスタートした電力小売全面自由化の裏で石炭火力発電所の建設計画が増えていることについて、一般の人たちにも関心を持ってもらうために、アニメーション動画「アンチコールマン」の第二話・第三話として公開する。
“アンチコールマン”は、昨年11月に、石炭火力発電所の建設計画が日本で増えていることを憂い、”石炭帝国”を増殖する勢力と闘う”スーパーヒーロー”としてデビューした。
今回の第2話では、舞台を大阪におき、”安さ”や”セット販売”でお得感だけが強調される電力会社の消費者獲得競争には”裏”があることを、第三話では安い電気として石炭の問題があることを強調している。
また、本作品は、気候ネットワークが実行委員会として参画するキャンペーン「パワーシフトキャンペーン」の協力を得て普及展開することとしている。自然エネルギーの電気を消費者が積極的に選ぶように、自然エネルギーを中心とした供給をめざす電力会社を紹介し、情報を積極的に公開しており、このアニメーションをきっかけに「パワーシフト宣言」をする人を増やすこともねらいとしている。
なお、今回の動画制作にあたって、前回に続きゲーム・アニメ・マンガ・声優等の分野の即戦力人材を育成する専門校 バンタンゲームアカデミーの協力を得て、卒業生及び在学生に声で出演いただいている。動画制作には社会・環境問題解決をテーマとしているクリエイティブ・プロダクションabovoの協力を得た。
http://www.kikonet.org/info/press-release/2016-05-09/anticoalman-release
Research Institute for Environmental Finance