大手石油メジャーのシェルは、再生可能エネルギーと低炭素発電分野に投資する新規部門、「New Energies」を近く、設立する。

 

　シェルの新部門は、現在、業務としている水力、バイオ燃料、電力業務部門を移管するとともに、風力発電等を新たな事業部門の柱として位置づけられるという。

 

　新部門には約17億㌦の資本が移管され、年間の資本支出は約2億㌦が見込まれている。同部門は統合ガス部門とともに、ボードメンバーのMaarten Wetselaar氏が直轄する形で運営される。

 

　既存の石油メジャーの存在価値については、最近出された英チャタムハウスのレポートで厳しい指摘がなされている。原油価格の低迷、気候変動規制の強化、そし……

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