HOME4.市場・運用 |環境装置の受注実績 2015年度は3年ぶりに減少。東日本大震災の災害廃棄物処理のゴミ焼却装置需要が一段落。温暖化関連は増加(各紙) |

環境装置の受注実績 2015年度は3年ぶりに減少。東日本大震災の災害廃棄物処理のゴミ焼却装置需要が一段落。温暖化関連は増加(各紙)

2016-05-17 15:50:13

kankyoukikiキャプチャ

 

一般社団法人日本産業機械工業会は16日、2015年度の環境装置の受注実績を発表した。それによると、受注高は前年度比5.7%減の6121億1100万円で3年ぶりに減少に転じた。

 

 同工業会では、環境装置の受注の低下原因は、装置別で過半を占めるゴミ処理装置が、東日本大震災後の災害廃棄物処理が一段落したことで、同12.7%減の3428億6600万円と大きく減ったためとみている。

 

 このほか装置別では、大気汚染防止装置は地球温暖化対策等の需要もあって同49.5%増の858億7400万円と大きく伸びた。水質汚濁防止装置が同7.8%減の1819億3000万円、騒音振動防止装置は16.8%減の14億4100万円だった。

 

  また需要部門別でみると、ウエートの大きい官公需が前述のゴミ処理装置の受注減少に加えて、汚泥処理装置も受注減等となって、同14.0%減の4354億2900万円と低迷した。民需部門では、製造業・非製造業とも、電力・鉄鋼向けの排煙脱硫装置や石油化学向けの産業排水処理装置の需要が伸びて、同36.3%増の1415億9400万円だった。外需は同10.5%減の350億8800万円。

http://www.jsim.or.jp/tokei/tokei_27do.html