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韓国の日産車「キャシュカイ」所有者 日産ゴーン社長らを来週提訴(聨合ニュース) 不正指摘全否定の日産に揺さぶり?

2016-05-19 17:48:47

goanキャプチャ

【ソウル聯合ニュース】日産自動車のスポーツタイプ多目的車(SUV)「キャシュカイ(デュアリス)」が韓国当局から排ガス不正を指摘された問題で、韓国の同車所有者が日産のカルロス・ゴーン社長らを相手取り集団訴訟を起こすことが19日、分かった。韓国国内にとどまらず国際的な問題に発展する可能性が高まった。

 

  所有者たちは来週、韓国の大手法律事務所を通じ、ゴーン氏と韓国日産の菊池毅彦社長に対し不当利得の返還を求める訴訟をソウル地裁に起こす予定だ。現時点で30人程度の所有者が集まっている。

 

 製造業関連の訴訟でグローバル企業のトップを提訴するのはまれだ。法律事務所側は「単に輸入販売した韓国日産の責任ではなく、日産本社の最高経営者も責任を負うべきだ」とした。

 

 韓国環境部は16日、韓国で販売されたディーゼル車20車種に対する調査結果を発表。キャシュカイについてはエンジンの吸気温度が一定に達すると排ガス低減装置が停止するよう設定されていたと判断した。

 

 これに対し韓国日産は、どの車両でも不正をしたことはないと真っ向から反論している。

 

 自動車業界の関係者は「日産は韓国ではキャシュカイの排ガス不正疑惑を取り沙汰され、日本では燃費不正問題が発覚した三菱自動車の買収を発表した。ゴーン氏に一気に注目が集まっている」と述べた。

 

 韓国では昨年9月にも、燃費規制逃れの独フォルクスワーゲン(VW)と韓国法人、ディーラーを所有者が提訴している。

 

http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2016/05/19/0400000000AJP20160519000700882.HTML