HOME4.市場・運用 |企業の工場やオフィスに出向いて「オンサイト発電」サービス。北海道の北弘電社が、天然ガスの燃料電池で展開へ(各紙) |
SOFCキャプチャ

 

 電気設備工事の北弘電社(札幌市)は企業に出向いて、天然ガスを原料とする燃料電池設備を設置、その発電電力を販売する形で電力事業に参入する。燃料電池による「オンサイト発電」で、企業の自家発電分をアウトソーシングする形となる。

 

  日本経済新聞が報じた。導入する燃料電池は三菱日立パワーシステムズ(横浜市)が開発した固体酸化物形燃料電池(SOFC)を使う。投入するガスエネルギーの約6割を電力に変換できる。効率が高いため、同量のガスでも発電量が増えるため、需要家はより割安に電力を調達できるようになる。

 

 SOFCは高温の排ガスを利用した複合発電システムで、高効率発電が可能なほか、天然ガスから石炭ガス化ガスに至るまで多種燃料を使用できる利点がある。また、電解質が固体であ……

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