HOME11.CSR |日産自動車 韓国での排ガス不正操作指摘問題で 韓国環境省の行政処分取り消しを提訴(各紙) |

日産自動車 韓国での排ガス不正操作指摘問題で 韓国環境省の行政処分取り消しを提訴(各紙)

2016-06-25 13:34:30

Cashuquiキャプチャ

 

 各紙の報道によると、日産自動車は、韓国で販売する同社のディーゼル車「キャシュカイ」が排ガス規制逃れの不正操作をしていたとして韓国環境省に行政処分を受けたことを不服として、ソウル行政裁判所に行政処分取り消しを求める提訴した。

 

 これで同社は韓国環境省と真っ向から対立することになる。韓国環境省は今月7日、キャシュカイに排ガス不正があったとして韓国現地法人と現法社長を大気環境保全法違反の疑いでソウル中央地検に刑事告発した。また、同社が韓国で販売した824台のリコール(回収・無償修理)と課徴金3.4億ウォン(約3000万円)の支払いを命じている。http://rief-jp.org/ct4/61943

 

 焦点となっているのは、キャシュカイのエンジンの吸気温度が35度以上になると、排ガス低減装置が停止し、窒素酸化物(NOx)の排出量が増える設定の評価。環境部は一般的な走行条件下で排ガス関連部品の機能を低下させることを禁じた大気環境保全法に違反すると判断した。

 

 これに対して日産は、指摘された設定は、エンジンを過熱から保護するための機構で「いかなる不正な装置の搭載も任意設定も行っていない」と反論していた。

 

 車はエンジンで燃料を燃焼させるため外部の空気をエンジンルームに吸入させる。通常、車を気温20度の条件下で30分程度走行させただけでもエンジンルームの吸気温度は35度以上に上昇する。

 

 

 大気環境保全法違反が確定すると、7年以下の懲役または1億ウォン(約930万円)以下の罰金刑が科せられる。http://rief-jp.org/ct4/61147

 

 

https://newsroom.nissan-global.com/

https://newsroom.nissan-global.com/releases/160607-01-j?year=2016