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国連責任投資原則(PRI) 資産保有機関の理事に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の水野弘道CIOが就任へ(RIEF)

2016-11-21 21:39:32

PRIキャプチャ

 

  国連の責任投資原則(PRI)は署名機関による投票によって新たな理事に、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(PRI)の最高情報責任者(CIO)である水野弘道氏らを選出した。日本から資産保有機関代表の理事が選ばれたのは水野氏が初めて。

 

 今回の理事選挙では、PRIの資産保有機関からの改選理事ポスト2つには水野氏のほか、スウェーデンの公的年金のAndra AP-fonden(AP2)のCEOのEva Halvarsson氏の2人が立候補、2人とも署名機関から90%以上の票を得て信任された。

 

 サービス機関代表理事のポストは一つで、立候補者2人の対決となり、ESG評価機関Vigeo Eirisの国際担当のPeter Websterが選ばれた。選ばれた3人の理事は、来年1月から3年の任期となる。

 

mizuno2キャプチャ

 

 PRIの理事には、年金などの資産保有機関、資産運用機関、専門サービス提供機関の3署名機関部門から理事を選出する。日本人からの理事選出は、昨年7月に途中退任した資産運用機関理事の座に、元大和証券投資信託委託の荒井勝氏が就いたのが初めて。荒井氏は前任者の残り任期を務めたが、本選挙で惜敗、約4ヶ月で退任している。資産保有機関からの選出は水野氏が初めて。

 

 GPIFは、「PRIでのESGの議論に参加し、知見を高めることを通じて、年金被保険者のために中長期的な投資収益の拡大やリスク低減に努めていく」とコメントしている。

https://www.unpri.org/about/pri-governance/signatory-rights

http://www.gpif.go.jp/topics/2016/pdf/1121_pri_association_rijisyuunin.pdf