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日本原電 敦賀原発第2号機 定期点検中に、冷却水が噴出160㍑。作業員10人にかかる。「被ばくなし」と。(RIEF)

2016-11-30 20:47:15

tsurygaキャプチャ

 

  日本原子力発電は30日、福井県敦賀市にある敦賀原発2号機で、定期点検中に、原子炉補助建屋の地下2階の冷却材貯蔵タンク内で、1次冷却水約160㍑が噴き出すトラブルが起きたと発表した。作業員10人の顔や衣服などに、放射性物質を含んだ水がかかったという。

 

 事故が起きたのは、30日午前10時50分ごろ。原子炉補助建屋の冷却材保管タンクに取り付けられた配管の弁を取り外す作業中に事故が起きた。配管の取り付けボルトを緩め、溜り水を受け皿に回収しようとした際に、タンクの水が噴出したという。

 

 作業員の顔や肌にもかかったが、作業後洗い流すなどの処置を取り、被ばくはしていない、と説明している。噴出した水の量は約160㍑で、放射性物質は27万2000ベクレルの高濃度だった。

 

 冷却材保管タンクは、高さ12m、直径7m、容量360㎥のステンレス製。タンク内は空だった。日本原電は「配管に溜まっていた水の量が想定より多かった」とし見ている。今後、詳細な原因を調べる。

 

http://www.japc.co.jp/tsuruga/news/2016/20161130.html