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FTSE4Goodが信越化学工業と、栗田工業を除外(FGW)

2011-03-23 14:23:09

社会的責任投資の国際的インデックスであるFTSE4Good は、「FTSE4Good Global Index」の対象企業から、信越化学工業と栗田工業を除外した。

FTSEによると、両社の除外は、FTSE4Goodが定めているクライテリアのうち、Countering Bribery Criteria に合致しなくなったためという。ただ、具体的な贈収賄等の事件があったからではなく、贈収賄行為への露出度の高い国・セクター、公約等に関与する企業は、贈収賄防止基準の達成が組入れの条件となっており、現状ではその内容に達していない、と判断されたためという。

同クライテリアは、産業セクターごと、国ごと、公共事業の契約ごとに、それぞれ「High Risk」認定を受ける。信越化学も栗田工業も、産業セクター分野の対象企業となっている。Hign Risk Companiesのクライテリアは、政策、マネジメント、報告の3分野に分けて、12項目の評価を受ける。両社がどの項目の評価が低かったのかどうかは、公表されていない。また、世界のトップ100社を対象とした「FTSE4Good Global 100 Index」に組み入れられていたパナソニックも除外された。同社の場合は、個別のクライテリアに抵触したわけではなく、時価総額が下がったことで、トップ100社からはずれたため対象外となった。