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オランダの国鉄(NS)、 国内の全列車の運行を風力発電電力でまかなう。世界で初めて。年初から実施。計画を1年前倒し(RIEF)

2017-01-11 17:28:15

Dutchtrainキャプチャ

 

 オランダは国内のすべての鉄道を風力発電電力で運行を始めた。同国の国有鉄道会社オランダ鉄道(NS)が明らかにした。当初計画では来年2018年1月からの切り替えを予定していたが、1年前倒しで実現したことになる。すべての鉄道の電力需要を風力発電でまかなうのは世界でも初めて。

 

 NSは2年前に、2018年1月からの10年間の契約で、全列車を風力発電で運航する事業の入札を実施、オランダの電力会社のEnecoが落札した。計画より1年前倒しで実施できるのは、欧州での風力発電設備の建設が予想以上に増えたためという。オランダの国内や沿岸部での電力利用がスムーズに行なえる環境が整っている。

 

 オランダでは毎日、5500本の列車が運行しており、一日当たりの乗客数は60万人に達する。NSとEnecoによると、風力発電1基で、列車1編成分を約200km走行させることが可能という。両社は風力発電の使用によって、温室効果ガスの排出量を削減できるだけでなく、乗客一人当たりのエネルギー消費も2020年までに2005年比で35%削減できるとしている。

http://www.ns.nl/en

 

https://www.theguardian.com/world/2017/jan/10/dutch-trains-100-percent-wind-powered-ns?utm_source=Inside+Climate+News&utm_campaign=382f46c77b-Clean_Economy_Wire12_10_2014&utm_medium=email&utm_term=0_29c928ffb5-382f46c77b-327781481#img-1