東証インフラファンド、3本目上場の「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」 利回り7.1%に。上場RIETのほぼ倍の高利回り(RIEF)
2017-03-31 01:00:40
東京証券取引所のインフラファンド市場に3件目の上場をした「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」は、上場初日の29日に終値8万6600円となり、2018年1月期の予想分配金から算出した利回りは7.1%となった。30日の終値はさらに8万7400円まで上昇した。
先行して昨年中に上場したタカラレーベン・インフラ投資法人、いちごグリーンインフラ投資法人の2ファンドの分配金利回りも、いずれも5%を超えている。不動産投資信託(REIT)の平均利回り3.7%をかなり上回っていることになる。http://rief-jp.org/ct4/68676?ctid=69
いずれも太陽光発電所を投資資産としている。太陽光発電は固定価格買取制度(FIT)によって発電電力の売電価格が20年間にわたって確約されていることから、安定した投資収益を見込めることが人気となっているようだ。
(注)「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」の投資対象資産
ただ、REIT市場に比べると、インフラファンド上場市場はまだまだ比べものにならないほど小さい。取引も活発ではないことから、年金等の資産規模の大きな機関投資家が投資対象としづらいとの見方もある。太陽光以外の再エネ事業ファンドの取り組みが市場拡大のカギを握る状況にある。
http://www.jpx.co.jp/equities/products/infrastructure/issues/index.html