HOME4.市場・運用 |OECDの玉木事務次長 「温暖効果ガス排出量ネットゼロ」に向けた政府の工程表導入への期待表明。カーボンプライシングと統一的な気候関連情報開示をベースに(RIEF) |
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 OECD(経済協力開発機構)事務次長の玉木林太郎氏は26日、都内で講演し、パリ協定が目指す地球温暖化対策を推進するには、「今世紀後半に温室効果ガス排出量のネットゼロを実現するための(政府の政策の)工程表が必要」と指摘、日本政府に工程表の導入を期待する考えを示した。また、カーボンプライシングと統一的な気候変動情報開示の重要性を強調した。

 

 玉木氏は、英Responsible Investmentが主催するRI Asia会議で話した。同氏は、パリ協定の4条で、「今世紀後半に人為的な温室効果ガスの排出と吸収源による除去の均衡を達成する」とうたっている点を重視、「今世紀後半はあと30年少しで始まる。目標と時間軸がはっきりしている中で、政府がどういう政策を打つかという工程表ができていないというのは、おかしな話」と……

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