HOME10.電力・エネルギー |ロシア・サハリン開発で最大の埋蔵量を持つ「サハリン3開発」、動き出す。ガスプロムが日本の掘削リグを借り、今月中に本格掘削作業開始。日ロ経済協力の一つに(RIEF) |
Gasprom2キャプチャ

 

 ロシア・サハリン島周辺の「サハリン3」開発が、いよいよ動き出す。ロシア国営企業ガスプロムの石油開発部門のガスプロム・ネフツ(Gazprom Neft)は、日本企業の協力で、いよいよ動き出す。今月中に日本企業の石油開発リグを借り受けて、最初の掘削作業に入る。

 

 サハリン3は、サハリン島周辺で現在、9つに分けて開発が進められている鉱区の一つ。このうちサハリン1は米国のエクソンモービルや、ロシアの国営石油会社ロスネフチ、さらに日本の伊藤忠商事、丸紅などの官民出資の「サハリン石油ガス開発(SODECO)」が参加して開発が進んでいる。サハリン2はガスプロムとシェル、日本の三井物産、三菱商事などの共同開発で、掘削した天然ガスは日本に輸出されている。

 

 サハリン3はこれら……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン