HOME8.温暖化・気候変動 |世界の産業部門の温暖化ガス排出量の過半は、わずか25の化石燃料関連企業・政府機関に排出責任。英NGOのCDPが指摘。途上国と先進国の対立より、高排出源への重点対策が必要(RIEF) |
CDP4キャプチャ

 

 世界の温室効果ガス排出量の多くを占める産業部門の排出量の過半は、25のグローバルな化石燃料関連企業や政府機関に集中的な排出責任があることが、CDPの調査で判明した。25社はエネルギー・メジャーのExxonMobil、Shell、BPなどのほか、政府系企業のサウジ・アラムコ、ガスプロムなど、さらに中国やロシアなどの石炭大消費国が含まれる。温暖化対策はまず、これらの主要企業・機関・政府への対応が重要なカギとなる。

 

 英NGOのCDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)がまとめたのは「CDP Carbon Majors Report 2017」。2013年から毎年実施している。同調査ではCO2排出量の多いグローバル主体を「カーボン・メジャー(Carbon Majors)」として100機関を抽出、そ……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン