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カナディアン・ソーラー社、鳥取で新たに27.3MWの太陽光発電所稼働。今年は年間100MWを稼働へ。日本市場での開発さらに加速へ(RIEF)

2017-09-04 08:14:17

Canadian1キャプチャ

 

  グローバルに太陽光発電ビジネスを展開しているカナディアン・ソーラー(Canadian Solar Inc.:カナダ・オンタリオ州)は、鳥取県で「CS鳥取大山太陽光発電所」(総出力27.3MWp)の建設を完了、日本での投資ポートフォリオの総発電量が137.8MWに達したと公表した。年末までにさらに約17%拡大し、162MWになる予定。

 

 CS鳥取大山太陽光発電所は、カナディアン・ソーラー自社製の太陽電池モジュール「MaxPower」を85,320枚使い、年間発電量は26,259MWhの見込み。電力はすべて固定価格買い取り制度(FIT)に基づき、中国電力に全量売電する。売電価格は40円/kWh。

 

 太陽光発電事業は経済産業省が、今年度からFITの制度見直しに踏み切ったことで、新規の開発案件が減少している。だが、同社の場合、これまでに認定を受けて案件が多くあり、稼働案件は今年だけで、鳥取大山を含めて103MWpと100MWを突破する予定。これ以外に計画・建設中のものが日本全国で600MW以上あるという。

 

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー氏は「CS鳥取大山太陽光発電所は、わが社のプロジェクト開発・建設の実績の一つとなった。引き続きエネルギー事業戦略を進め、日本とその他の国々において。より質の高いプロジェクト開発を提供していく」とコメントしている。

 

 同社では開発した太陽光発電事業について、J-RIET(不動産投資信託)に組み込んでいく方針。今年上半期段階で、同社がグローバルに保有する商業運転中の自社太陽光発電所のポートフォリオは、1260.2MWpで、推定再販価値は18億㌦。

 

https://canadiansolar.co.jp/company/tabid89.html?itemid=195&dispmid=395