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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント、PRIのモントリオール・カーボン・プレッジに署名。運用ファンドの温室効果ガス排出量を自主的に開示。日本勢4社目(RIEF)

2017-09-23 14:33:03

montrialキャプチャ

 

 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント(SNAM)は、保有する株式ポートフォリオの温室効果ガス排出量の情報開示を自己宣言する「モントリオール・カーボン・プレッジ(Montréal Carbon Pledge)」に署名した。日本勢で同プレッジに署名したのは4機関目。



 モントリオール・カーボン・プレッジとは、国連支援の責任投資原則(PRI)が2014年9月にカナダのモントリオールで開いた年次総会で採択した温室効果ガス削減に向けた取り組みの一つ。プレッジへの署名機関は、保有する一部または全ての株式ポートフォリオの温室効果ガス排出量を把握したうえで、開示を行うことを自己宣言する。

 

 日本企業で同プレッジへの署名機関は、セコム年金基金と、REIT(不動産投資信託)運用会社の三菱商事UBSリアルティ、みずほフィナンシャルグループと第一生命の合弁、アセットマネジメントOne(旧DIAMアセットマネジメント)に続く4社目。http://rief-jp.org/ct4/55363


 SNAMは署名理由について、「当社はエコファンドのパイオニアとして、社会・経済の好循環を促進する責任投資に取り組むことを機関投資家としての責務の一つと考えている。フィデューシャリー・デューティーに関する基本方針「お客様第一宣言」も掲げている。温室効果ガスの問題は地球規模で取り組むべき喫緊の課題の一つであり、ポートフォリオの排出量の把握は不可欠な取り組みであると考え、プレッジに賛同を表明した」と述べている。


 同社は署名に際して、ESG評価を運用に組み込んでいる「SNAMサステナブル投資マザーファンド」の受益権1万口当たり温室効果ガス排出量とファンド全体の排出量を算出した。今年3月末時点で、受益権1万口当たりの排出量は84kg (ファンド合計で11,768t) で、前年の87kg (合計11,156t)より若干の改善を示している。

 
http://www.sjnk-am.co.jp/resources/e3/e3741f49e6e93924f98d82aaee0c3cd0.pdf