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シンガポールの再エネ大手、エクイスエナジー社、再エネのメッカ青森県で、合計47.5MWのメガソーラー稼働。 パネルは韓国、パワコンは仏製、場所は日本の「グローバル連携」(各紙)

2017-12-06 10:44:11

singa2キャプチャ

 

 シンガポールを拠点とする再生可能エネルギー開発大手のEquis Energy(エクイスエナジー)社は、青森県七戸町で3カ所にわたるメガソーラー発電所(大規模太陽光発電所)を開発、合計約47.5MWの電力供給を開始した。同社は10月にも青森県で13.8MWの発電を始めているほか、12月には36MWの風力発電書の建設に着工する。

 

 エクイスエナジーが稼働させた太陽光発電所は、「七戸1」「七戸5」「七戸7」の3つ。3カ所合計の年間発電量は10万4025MWhで、一般家庭の年間電力消費量として1万4950世帯分に相当する。またCO2の削減は6万7616㌧、水の節水効果は9810万㍑を見込んでいるという。

 

 使用する太陽光パネルは韓国系のハンファQセルズ製、パワーコンディショナーは仏Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)社製で、資本・事業者はシンガポールという国際体制で、日本の再エネを活用する。

 

青森県内で稼働した3つのメガソーラーの一つ
青森県内で稼働した3つのメガソーラーの一つ

 

 EPC(設計・調達・施工)は、七戸1と七戸5がユアテック(仙台市)。七戸7は、エクイスエナジーが自社開発した。同社は青森県内にO&M(運営・保守)センターを設け、発電状況を常時モニターしながら、発電効率の最大化を図る。

 

 エクイスエナジーは、日本国内に37件・総計0.9GWの再エネ案件を保有している。また、現在、開発中の案件は総容量1.3GW分に達する。特に、再エネ発電が盛んな青森県内では10カ所の太陽光発電所で170MW超の発電力を持っている。

 

 同社は、アジア・太平洋地域全体でも再エネ事業を展開しており、発電容量ベースでは同地域最大の再エネ独立発電事業者(IPP)として知られる。日本以外では、インド、インドネシア、豪州、タイ、フィリピン、台湾の180カ所に合計1万1135MWの再エネ案件を保有しているという。

 

http://equisenergy.com/jp/about-corporate/