商船三井が開発を進めていた、北極海航路に就航する砕氷液化天然ガス(LNG)タンカーが竣工した。温暖化の進行で夏季の海氷が減少する北極海を運航し、ロシアのヤマル・プロジェクトで産出されたLNGを東アジアに運ぶ。従来のスエズ運河経由の航路では約55日間かかった日数が約20日間に短縮できる。温暖化進行のプラス面ともいえる。
竣工した砕氷LNGタンカー船は、商船三井と中国遠洋海運集団有限公司(China COSCO Shipping Corporation Limited)が共同発注していた。3船建設予定のうちの第一号となる。韓国のDaewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co., Ltd.(DSME)が建設した。北極海での砕氷航行試験を経て、2018年3月末……
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