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タレントの浅田美代子さん、動物愛護法改正を求め、ネット・街頭で署名活動。ペットブームの裏で劣悪な動物飼育・繁殖事業の規制を求める(RIEF)

2017-12-23 18:12:56

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 動物愛護法の改正を求める社会活動を展開している女優の浅田美代子さんが23日、東京港区の六本木ヒルズ前で署名活動を行った。ペットブームの背景で、悪徳繁殖業者が劣悪な環境で飼育する状況を規制することを求めた。

 

 環境省が所管する動物愛護法は、5年に1度の見直しが定められており、2018年は4回目の改正年。浅田さんは今年の2月からネットでも法改正への賛同を求める署名活動を展開している。環境省が所管する動物愛護法の改正については、多くの愛護団体やNGOなどが行動しているが、各団体の連携はとられておらず、バラバラで展開されているのが実情。

 

 そうした環境も、浅田さんが「立ち上がった」理由の一つのようだ。ネットで署名を呼びかける浅田さんのサイトでは、「考え方はいろいろあると思います。しかし、団体、ボランティア同士が揉めている場合なのかなあ~と思うのです。今こそ気持ちをひとつに、団結して一人でも多くの署名を集めたいのです」と、気持ちを吐露している。

 

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 浅田さんは子供のころから自宅で犬に親しんでおり、現在も、犬を飼っている愛犬家。しかし、日本では、法規制が緩いことから、ペットや実験用動物等の飼育環境が劣悪なケースが少なくないとされる。法改正には、ペットショップや繁殖業者などの第一種動物取扱業者への規制が最大のテーマとなるが、業界の影響力が強いこともあって、同法はいわゆる「ザル法」の一つとされる。

 

 浅田さんたちが求めている法改正案では、①犬猫繁殖業者に対する免許制の導入②第1種動物取扱業者における管理者1人当たりの頭数制限③幼齢(生後56日以内)犬猫の親元からの引き離し禁止④動物虐待など不適切飼育に対する動物保護制度――などの導入など。

 

劣悪な動物繁殖環境。ペットブームの裏側
劣悪な動物繁殖環境。ペットブームの裏側

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  今年2月から署名活動を行っており、これまでにすでに合計10万筆以上を集めた。浅田さんはメディアの質問に対して、「もっとたくさんの、幅広い層の人たちに、不幸な運命をたどる動物たちのことに関心をもってほしい」と述べている。

 

 欧米では動物愛護や環境問題等に対して、芸能人等が先頭に立って活動する事例は多くみられるが、日本ではまだ少ない。美代ちゃん、がんばって!

http://miyokoasada.com/