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静岡県伊東市 大規模太陽光発電の無秩序建設の法規制を求めて、国土交通省・自民党に要請(各紙)

2018-01-30 11:22:45

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 静岡県伊東市で大規模太陽光発電建設による自然破壊、景観阻害が問題化している。地元の伊東市は、条例化を進めるとともに、国の法規制を求めて、29日に小野達也市長らが、国土交通省や自民党本部などに要望活動をした。

 

写真は、無許可の森林伐採の疑いで太陽光発電建設計画地で調査に入る静岡県と伊東市職員ら=毎日新聞より)

 

 伊東市では、市内の八幡野地区で敷地面積約100万㎡規模の大規模な太陽光発電施設の計画が進んでいる。だが、市の許可を得ずに森林伐採や土地造成を行っているとして、市が立ち入り調査を行ったほか、地域住民からは、景観への影響や自然保護等の観点から反対運動が起きている。しかし、資源エネルギー庁は昨年9月、事業者の事業計画を認定している。

 

 伊東市では、無秩序な開発計画を防止するため、現在、独自条例制定の準備を進めている。しかし、国の認可を受けた事業に対して、条例で規制をかけるには限界がある。このため、エネルギー政策の観点だけではなく、国土利用、自然保護、地域住民との協調など多様な関係を整備するためには、国主導の法整備が必要だとして、国に要望した。

 

 伊東市の条例案は、現在、市のホームページで公開し、意見聴取を行っている。住民の意見を加えて、2018年の市議会3月定例会に条例案を提出して、7月1日の施行を目指す予定だ。ただ、問題化している八幡野地区のメガソーラー計画はすでに国によって計画が承認されており、条例の適用外になる見込みという。


 市の条例素案によると、対象は事業区域0.1㌶を超える発電所とし、設置には住民説明会の実施、市長への届け出と同意が必要、などの手順を制定するとしている。さらに、1.2㌶超の大規模な地域にわたって太陽光パネルを設置する事業に対しては「同意しない」との方針を明文化している。こうした是正勧告に従わない場合は事業者名などの公表を盛り込んだ。


 メガソーラー設置規制条例は、静岡県内では富士宮市が制定済み。

 

 伊東市で問題化している太陽光発電事業は、東京都内の設計・企画会社が事業主。出力約2MWの発電所を設置する計画という。県と市によると、伐採と造成が行われた山林は約1.6㌶。森林法で1㌶を超える林地開発には県の許可が、宅地造成等規制法で500㎡を超える切り土などは市の許可が必要だが、どちらも申請されていない。

 事業者は、計画地は1970年代に別荘分譲地として造成工事が完了しており、行政上の手続きが終わっている箇所で事業に着手したと主張している。しかし市の調査では伐採地は別荘分譲地の外で、用途変更による伐採なので、改めて許可が必要、と指摘している。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25217360Y7A221C1L61000/

http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/440744.html