HOME4.市場・運用 |ニッセイアセットマネジメント、「SDGs」銘柄を対象とした国内初の公募投資信託、2月末に国内で販売へ(各紙) |

ニッセイアセットマネジメント、「SDGs」銘柄を対象とした国内初の公募投資信託、2月末に国内で販売へ(各紙)

2018-02-08 22:22:13

SDGsキャプチャ

 各紙の報道によると、ニッセイアセットマネジメントは国連が定めた「持続可能な開発目標」(SDGs)をテーマにした公募投資信託を2月末に設定するという。

 SDGsは2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で示す、2016年から2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するために、貧困・飢餓、初等教育、女性、環境など17のゴールと169のターゲットを設定、世界中で官民連携での取り組みが促進されている。

 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものとされ、日本政府も積極的に推進している。SDGsを金融商品に組み込むのは、りそなグループが昨年12月、SDGsと、大阪が誘致を目指す日本万博の実現支援を目標とした200億円の「全国版CSR私募債」を募集したケースがあるが、投信では初めてとみられる。http://rief-jp.org/ct1/75360

 報道によると、ニッセイアセットは、SDGsの関連産業は世界で1000兆円を超すとの予測もあることから、SDGsに沿った事業で経営で利益を伸ばしそうな企業を選別して投資する、としている。

 ただ、SDGsの17のゴールとなる対象分野は広い。エネルギー、成長・雇用、生産・消費、イノベーションなどの成長分野も含まれており、ある意味ですべての領域をカバーしているともいえる。このため、「SDGs」というネーミングだけでなく、投資対象銘柄の領域をどの分野に特定するかで、投資家の反応も異なるとみられる。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO26693490Y8A200C1EE9000?type=my#AAAUAgAAMA

https://www.nam.co.jp/index.html