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中部電力、ブロックチェーン技術を活用した、EV・PHVの電力料金決済サービス実証実験(各紙)

2018-03-02 12:23:03

chubdenryokuキャプチャ

 

 中部電力は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)の充電にブロックチェーン(分散型台帳)技術を用いる料金決済サービスの実証実験を始めた。今回の技術開発によって、低コストでの充電管理システムの導入が可能となり、マンションなどの集合住宅などでの充電設備の普及を期待している。

 

写真は、マンションでの充電コーナーに見立てた実証実験の模様:日刊工業新聞より)

 

 実証実験は、中部電力の技術開発本部(名古屋市緑区)で開始した。実験には、ブロックチェーンに対応した充電コンセントを開発したNayuta(福岡市中央区)と、充電用のスマートアプリを開発したインフォテリア(東京都品川区)も参加する。これらのシステムを統合することで、インターネットやBluetoothを通じて、「いつ」「誰が」充電したか、という充電履歴をブロックチェーンに記録、セキュリティを担保しながら管理する技術を検証する。

 

 同システムによる決済プラットフォームを使うことで、利用者個別の充電履歴を管理して個別決済できる。このため、たとえば、マンションや、スーパーなどでEVやPHVなどを保有する入居者や登録者などが、電子マネーやポイントなどでの支払いも可能になる。個別の料金支払いを、マンションオーナーらが事後にまとめて電力会社に支払うことができる。

 

chubudenryoku2キャプチャ

 

 実証実験は今月末まで行い、その後、課題等を分析、実用化に向けて検討を進める。まだ実用化の時期は明示していない。

 

https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3267230_21432.html