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リコーリース、8月にグリーンボンド100億円分を発行。太陽光発電設備資金のリファインナンスに充当(RIEF)

2018-07-25 16:02:48

ricohキャプチャ

 

   リコーリースは同社が保有する太陽光発電設備のリファイナンス資金として、来月、期間5年、100億円の円建てグリーンボンドを発行すると公表した。調達資金は全額、同社が保有する太陽光発電設備のリース資産、割賦契約対象の太陽光発電設備購入のために発行したコマーシャルペーパーの償還資金に充当する。グリーンボンド発行に対しては、環境省から発行コストをカバーする補助金を受け取る予定。

 

 リース会社によるグリーンボンド発行はすでに、三菱UFJリースが4月に太陽光発電事業のリファイナンス資金を調達するために、同様の5年債、100億円分を発行している。

 

 リコーリースのボンド発行には、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、野村証券の4社が主幹事を務める。グリーン性の評価は、日本格付研究所(JCR)が「JCRグリーンボンド評価」の最上位の格付「Green1」を取得している。セカンド・オピニオンの取得はない模様。

 

 同社は、発行するグリーンボンドについて、市場ベースの国際基準であるグリーンボンド原則(GBP)と、環境省の独自の国内基準である環境省グリーンボンドガイドラインに準拠していると、説明している。

 

 リース会社のグリーンボンド発行は、三菱UFJリースやリコーリースのほか、日立キャピタルが昨年末、香港現地法人による中国市場での再生可能エネルギー事業や水インフラ向け等の資金調達として1億㌦を発行した事例がある。

 

http://pdf.irpocket.com/C8566/y7if/nVo7/qpGM.pdf