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日本学生支援機構、初のソーシャルボンドの発行条件決める。総額300億円、期間2年、応募者利回りは年0.000%。ESG投資家に照準(RIEF)

2018-08-25 12:37:43

JASSOキャプチャ

 

 独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)は24日、7月に公表していた「ソーシャルボンド(社会貢献債)」の発行条件を決めた。利率は年 0. 001%、応募者利回りは0.000%。ESG投資を重視する機関投資家向けに販売する。調達資金は学生に貸与する奨学金の原資となる。JASSOは年間約1200億円の財投機関債を発行しており、今後はすべてを社会貢献債として発行する。http://rief-jp.org/ct4/80915

 

 国内でのソーシャルボンドは、国際協力機構(JICA)の発行に次ぐ。JASSOによると、同機構のソーシャルボンド第一号は、「第52回日本学生支援債券」で、発行総額300億円、期間2年、発行単位1000万円。国際資本市場協会(ICMA)が定義するソーシャルボンド原則(SBP)への適合評価のセカンド・オピニオンを、EISG評価機関のヴィジオアイリス(Vigeo Eiris)から取得している。http://rief-jp.org/ct4/80915

 

 引き受け主幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、 みずほ証券、野村證券の3社。債券には格付投資情報センター(R&I)がAA、日本格付研究所(JCR)がAAAの信用格付を付与している。

 

JASSO2キャプチャ

 

 応募者利回りは0.000%だが、奨学金貸与事業は、国連の持続可能な 開発目標(SDGs)の17の目標のうち、目標4.「すべての人に包 摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」の達成に貢献する。

 

https://www.jasso.go.jp/about/ir/saiken/__icsFiles/afieldfile/2018/08/24/52gaiyou.pdf

https://www.jasso.go.jp/about/ir/saiken/__icsFiles/afieldfile/2018/07/04/framework.pdf