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大手家具イケア・ジャパン、使い捨てプラスチック製のストローやビニール袋の使用を、2020年までに廃止。再生可能製品に置き換え(各紙)

2018-08-30 00:35:55

ikea6キャプチャ

 

 家具販売大手のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)は29日、2020年までにストローやビニール袋などの使い捨てプラスチックを使用した製品をすべて廃止すると発表した。廃プラスチックによる海洋汚染の進行を防ぐため、再生可能な原材料に切り替える。

 

 同日、東京都内で開いた2019年度の事業戦略などの説明会で、ヘレン・フォン・ライス社長が明らかにした。また、2030年までには、商品の全ての原材料を再生可能なものや、再生製品に切り替えるという。現在の再生品・再生可能品の割合は約70%となっている。

 

ヘレン・フォン・ライス社長
    ヘレン・フォン・ライス社長

 

    親会社のスウェーデンのイケア社も同様に、使い捨てのプラスチック製品の廃止を表明している。海洋汚染が元凶とされるプラスチック製ストローについては、7月に米スターバックスが2020年までに提供をやめると発表したほか、国内では、ガストなどを展開する外食大手「すかいらーくホールディングス」も同様の取り組みを明らかにしている。

 

 またライス社長は、2020年までに都内中心に初出店する検討中であるとも語った。今年中にも詳細を発表するという。イケアはこれまで郊外を中心に大型店を展開してきた。だが、最近の売り上げは伸び悩んでいることから、利便性の高い都心に進出し、新たな来客を狙う戦略に切り替えたようだ。ライス社長は同日の会見で「都心のほか、日本の大都市で出店を加速させていく」と話した。

 

 イケアは2006年に日本に進出。現在、日本市場では9店舗を抱える。2020年までに全国で14店の展開を計画しているという。

 

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