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住信アセットマネジメントが同社SRIファンドでの東電株保有比率を引き下げ(FGW)

2011-03-29 21:25:35

住友信託系の住信アセットマネジメントは、同社が設定する4つのSRIファンドが投資対象とする東京電力のCSR評価を引き下げ、同株の保有比率を引き下げたと発表した。

対象となるファンドは「住信日本株SRIファンド」「住信SRI・ジャパン・オープン(愛称、グッドカンパニー)、「すみしんDCグッドカンパニー(社会的責任投資)」、「STAMSRI・ジャパン・オープン(SMA専用)」の4ファンド。これら4ファンドの土台となるマザーファンドの「住信SRIマザーファンド」は、3月24日時点で、東電株を投資総額の0.53%保有している。

住信アセットマネジメントは、東電株への評価を下げる理由として、「極めて重大な原発事故という、起きてはならないことが起き、周辺住民はもとより国民全体に与える影響など社会的影響は極めて甚大で、企業の社会的責任の観点でも厳しい評価をせざるを得ない」としている。

 その一方で、事故のきっかけが地震・津波という天災であったことや、事故の全容が判明していないことなどから、「東電の対応がCSRの観点で適切なものだったかどうかについては、現時点では判断に足る十分な情報が不足している」として、CSR評価は引き下げるものの、投資ユニバースから除外はせず、当面は、組み入れ比率の大幅引き下げにとどめて、様子を見るという姿勢を打ち出している。

住信アセットマネジメント http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/whatsnew/550.pdf