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J-REITのインベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人、初のグリーンボンド発行。55億円。恵比寿のグリーンビル購入資金のリファイナンス資金調達(RIEF)

2018-11-15 21:10:34

Invescoキャプチャ

 

 不動産投資信託(J-REIT)のインベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(東京)は、12月、同法人にとって初となるグリーンボンドを発行する。発行額は55億円。調達資金で、同法人が取得した東京・恵比寿の「恵比寿プライムスクエア」の借入金の返済資金に充当する。同ビルは、東京都が定めた温室効果ガス排出量削減目標 15%(CO2 換算)を上回る削減実績のあるグリーンビルディング。

 

 恵比寿プライスムスクエアのオフィス棟は日本政策投資銀行(DBJ)Green Building 認証で3つ星を取得している。 グリーンボンド発効に際して、同法人は、グリーン適格資産の基準を整理した。サステナビリティクスがグリーンボンド発行のフレームワークを支援した。

 

 グリーンボンドの資金使途の対象について、①グリーンボンドの払込 期日から過去36ヵ月以内に取得済み、又は満期日までに取得予定②CASBEEにおけるB+、A若しくはSランク 、あるいは DBJ Green Building認証の3つ星~5つ星③行政機関等が設定した基準排出量に対し削減義務率以上 のCO2削減効果がある、の3基準を設定。これらのうち、1つ以上に適合するものを対象とする。

 

  主幹事は野村證券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、みずほ証券が務める。野村はグリーン・ストラクチャー・エージェントも兼ねる。

 

 J-REIT投資法人によるグリーンボンドの発行は、今年5月に日本リテールファンド投資法人が80億円分を発行して以来、6件目となる。いずれも既存投資物件に対するリファイナンスを資金使途としている。

 

 同投資法人は、米国ジョージア州アトランタを拠点とするインベスコグループに属する。インベスコは独立系資産運用会社で、世界20カ国以上の拠点で資産運用サービスを展開、国連の責任投資原則(UNPRI)に署名している。

http://www.japan-reit.com/kaiji/3298/2018/20181113436829.pdf