温暖化の進展で、北極圏の永久凍土の融解が進行し、CO2より温暖化係数の高いメタン等の排出増加が懸念されるが、同時に、凍土融解で地表が陥没するなどの影響で、北極圏域に点在するインフラ設備の最大70%が崩壊等のリスクにさらされるとの研究結果が12日、公表された。リスクに直面するのは、現在、ロシアが積極的に開発を進めるヤマル石油・ガス田とつながる鉄道なども含まれる。大規模インフラ事故の潜在リスクが高まっている。
英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された「Degradation permafrost put Arctic Infrastructure at risk by mid-century」と題する研究論文の分析による。論文は……
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