HOME4.市場・運用 |「世界初のグリーン空港」になるはずだったメキシコシティ新国際空港建設中止方針で、同事業用のグリーンボンド60億㌦を格付会社が大幅格下げや見直し。政策リスクにどう備えるか(RIEF) |
「未来の空港」を先取りしたようなメキシコシティ新国際空港の完成予想図

 

 グリーンボンド市場がにわかに浮上した「政策リスク」で、さざ波が立っている。メキシコが計画していた首都メキシコシティでの新国際空港建設を新任のロペス・オブラドール大統領が中止宣言したため、資金調達のために発行した60億㌦のグリーンボンドが、宙に浮く形になっているためだ。Moody'sやS&Pなどは同ボンドに最上級の格付を付与してきたが、慌てて大幅格下げ等に動いている。

 

 (写真は、世界初の「グリーン空港」として浮揚するはずだった、メキシコシティの新国際空港の完成予想図)

 

 7月の大統領選挙で選出されたアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏は、まさに同空港の建設反対をスローガンに掲げて当選した。1……

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